法事の段取り・準備

法事の段取り・準備

「あ、今年は法事をする年だった!」というあなたへ
ご法事・ご法要段取りマニュアルスケジュール表

法事 前日までの準備

1.お寺との打ち合わせ

年忌法要を行う場合は、できれば3カ月前、遅くとも1~2ヶ月前には法事を営む旨をお寺に伝え、日時と場所を相談して決めましょう。

場所

営む場所は自宅やお寺が一般的です。お寺に相談して準備して下さい。

日程

日程は故人の祥月命日(亡くなった月日)に行うのが普通ですが、参列者の都合も考えて週末にされる方が多いです。日程を変更する場合は命日より前に変更し、命日より後にならないようにしてください。

時間

法要の開始、所要時間、お墓や会食会場への移動時間、その他雨天の場合の準備など大まかな時間配分を事前に確認しておくと当日スムーズに法要が進み参列された方にも喜ばれます。

2.ご法宴(お斎)について

お寺との打ち合わせで日時が決まったら飲食店に予約を入れて下さい。法要を行った場所に仕出し弁当などをとったり、飲食店に移動して会食を行ったりすることが多いです。
四十九日までの法事でのお斎は、本来なら精進料理にするべきですが、現在ではこだわることは殆どありません。
ただし、予約注文をする際には、法事の席である事、大体の人数を伝えて頂くとスムーズに進みます。
事情によりお斎を設けることができない時は、参会者に折り詰めを持ち帰ってもらうようにします。

3.参加者の確認

 3回忌までは故人の遺族、親族だけでなく縁の深かった友人、知人を招きます。 7回忌以降は徐々に内輪だけで行うことが多いです。 近親者だけで済ませる法要ならば、電話連絡でも構いませんが、四十九日法要や一周忌、三回忌の法要など大きな法要を営むときは、ハガキや封書で法要の案内をします。出欠の返事をもらうために、往復ハガキや返信用ハガキを同封して送ります。返信用ハガキの表に返送先の住所、氏名を書き、裏には出欠に丸がつけられるようにしておきます。 案内文は簡潔に必要なことを伝えることが大切です。内容は時候のあいさつ、誰の何回忌か、日時・場所(必要な場合は地図・電話番号を添える)、平服でよい場合はその旨を明記します。

お斎のときの席次・席順
お斎の席でも、法事と同様席次・席順を決める必要があります。まず、お坊さんには、上座の中でも最も故人に近い席に座ってもらいましょう。お世話になったお坊さんと会話ができるよう、施主は隣に座って下さい。次の席以降は、親族以外の参列者に座っていただき、親族には末席に座ってもらいます。
あくまで、参列者をもてなす席ですので、お坊さんと施主以外は、故人との関係が近い人ほど下座に座るということになります。なお、お坊さんが参加されない場合は、親族以外は決まりがないので、会話がしやすいように配慮して座ってもらいましょう。

ご法事当日の流れ

1.ご法要

法要は葬儀と違い進め方に明確な決まりはありません。
ご住職の指示に従って進行して下さい。

2.ご法宴(お斎)

お斎を始める時、施主は参列者に対して、挨拶をします。
終了の時にも施主は挨拶をして、漫然とした会食にならないように留意します。なお、僧侶によっては「食前のことば」「食後のことば」を唱えたり、場合によっては「献杯」の発声がされることもあります。食事は1~2時間を要しますが、折をみて引出物が配られます。参会者のお膳の前に供物のおすそ分けがあれば、一緒に配りましょう。
引出物は1世帯に1つずつ用意します。

施主の挨拶事例

挨拶は下記のような内容を挨拶として伝えると良いでしょう

  • ご住職、ご参列者へのお礼
  • 遺族の近況
  • 用意したお膳を勧める言葉

挨拶事例 カッコ内は変更して参考にしてください。

【通常】 ①本日は(亡き父)の(四十九日)の法要にお越し下さいまして誠にありがとうございました。
また、こうして(父)を偲ぶ席にお付き合い頂くことができ、本当に嬉しく思っております。
粗宴ではございますが、(父)の思い出話でもしながら召し上がっていただければ、にぎやかなことが好きだった(父)の、何よりの供養になると思います。
どうぞ、お時間の許す限り、ごゆっくりおくつろぎください。

②本日は誠にありがとうございました。
こうして皆様に供養の席にお付き合いを頂くことができ、(母)は本当に幸せだったと改めて感慨を深くしております。
ささやかではございますが、(母)の思い出話でもしながら召し上がっていただければ、何よりの供養になると思います。
どうぞ、お時間の許す限り、ごゆっくりおくつろぎください。

【献杯の挨拶ありの場合】 本日はお集り頂きましてありがとうございました。おかげさまで(一周忌)の法要も滞り無く済ませることができました。(父)もこれで安心してくれたことと思います。
これより、時間の許す限り皆さんと一緒に(父)を偲びたいと思います。まず始めに(父の友人)である◯◯様に一言お願いします。

よくあるご質問

Q1. 引き出物には、どんな品が向いているの?

A. 遺族のほかに、親戚や知人などを招いて行う大きな法要では、法事に参列して頂いた方に、お礼の意味で手土産をお渡しするのが通例となっています。
この手土産を法事の「引き出物」と呼びます。法要の引き出物は、基本的に参列者全員に用意をします。
金額は2千円~5千円程度が一般的です。品物はいくらあっても困らない実用品が人気で、故人らしさのある品を選びたいですが、帰路にかさばったり、重かったりするようなものは避けるようにします。

Q2. 熨斗はどうしたらいいの?

A. 「黄白結切り掛け紙(のし)」一周忌以降の法要引出物や法事のお返し、仏式・神式問わず広く使われています。
「はす柄結切り掛け紙(のし)」香典返し・法要引出物や法事のお返しに、仏式用の蓮柄のし(掛け)紙です。
「黒白結切り掛け紙(のし)」宗教問わず弔事全般に使用可能です。

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ご招待客をそつなくお迎えするためのチェックリスト


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法要を営む日

命日を書き込み追善供養の参考にしてください。
※回忌の数え方・・・三回忌は亡くなって3年目(満2年)となります。三回忌以降は数え年となります。


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